2016年10月8日土曜日

クライミングウォールの製作(その2)ホールド作り


クライミングウォールの製作(その2)

[ホールド]

ホールドは購入するつもりでしたが、子供にもったいない、作ろう!と言われて、木で製作しました。
意外と簡単に作れるようになったし、とくに不自由もないのでうちは全て木製です。

ホールドの木は、近所の新築の家の端材や購入した厚板から切り抜きました。
ホームセンターではホールドにできるような厚みのある板はないので、無垢材を販売されている信州・黒姫のとっこやさんというところでネット注文しました。ホールドに適した、小片で、硬くて適度に加工しやすい広葉樹が良心的な値段で販売されてます。
ジグソーの歯で切れるのは厚さ70mm程度で、そのくらいあればだいぶ遊べるものが作れます。

加工手順
1.板に外形をけがく。
2.ねじ山の埋まる大きい穴をあけ、ついで貫通する小さい穴をあける。
3.ジグソーで外形を切断。
4.くぼみなど傾きをできるだけジグソーで削り取る。
5.グラインダーで好みの形になるまで削り出す。

ざらざらした感じがよいので、仕上げのやすりがけはしていません。
ジグソーで形をとったところ

うちのグラインダーの回転数は12,000回転で高速すぎて、堅い木材は簡単に焦げてしまいました。また、替え刃は紙ヤスリの束とはいえ、皮膚に当たればえぐれます。

ということで、スピードコントローラーを追加で購入しました。
購入したスピードコントローラーは新潟精機SP-110。他に安いものもありますが、安いものは低速でカクつくとの評価があり、この製品にしました。低速まで安定して減速できる良い製品でした。グラインダーと、もっと危険なトリマーを使うときの必需品になっています。
私の仕事場、鋼構造の現場では、みなさんグラインダーを手足のように使っていますが、革手袋必着で、しっかり防護して、誤動作がないように集中しないと恐ろしい機械です。

グラインダーを使う前は、削り出すためにやすりや彫刻刀を駆使したり、ドリルにやすりのビットをつけて削ったりしましたが、グラインダーを使うと作業性100倍。それまでやってたことがばかばかしくなります。

ついでに万力付きの作業台もつくりました。

写真手前左のすのこ台ではちょっと無理が出てきたので。
天板は黒姫のとっこやさんで出ていた玄圃梨(ケンポナシ)。木工の練習がてら作ったぜいたくな作業台です。やすり掛けして透明ニスを塗っただけできれいに木目が出ました。

外に置いていたら、万力がさびてきたので、スチールウールで錆びを落として、メッキ部材の保護でおなじみのローバルを塗っています。
家でローバルを使うとは思わなかった。

[マット]

下が不安だとやる気がなくなるので、30cmの厚いマットを準備しました。
市販品は高いので、スポンジとカバーを別途購入して、自作しました。自作といってもほぼ加工の要らない状態で届くので、スポンジを接着して、カバーの中に入れるだけです。

スポンジはストライダー社様に注文しました。
スポンジの外のビニールカバーは、指定サイズを製作してもらうとかなり予算オーバーとなってしまうことがわかったので、市販の交換用カバーのサイズ(1,500x2,000x300; 中津テントKS-338)にあわせて、中身のスポンジを注文しました。

スポンジの標準製造サイズが1000x2000だそうで、足して目的のサイズになるように300mm厚と150mm厚の標準サイズスポンジを切断して送ってもらい、2つのスポンジを3Mスプレーのり77で貼り付けました。150mm厚を2枚重ねて500x1000x300mmにするところはストライダー社様でやっていただきました。

値段はカバーが28000円、ウレタンが25000円+送料、消費税。ウォールを含めた総制作費のだいたい半分がマット代です。

[クライミングシューズ]

シューズは目白のカラファテさんで購入しました。
我が町の登山用品屋さんでは子供サイズのシューズは在庫が無く、東京まで出向きました。店員さんの知識も品揃えも豊富で行って大正解でした。
クライミングシューズのサイズは、レンタルシューズで使っていたものより、さらにきつきつのサイズが適性だったことを知りました。大人は、裸足ではいて、30分くらいが限界と思えるくらいでちょうどいいとのことでした。

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