2016年10月3日月曜日

ゲルゼンキルヘンの自然公園の単管パイプ橋

ゲルゼンキルヘンの自然公園の単管パイプ橋 (Landschaftspark Mechtenberg, Lc=30.4m, 2003)

ドイツ、エッセンの近く、Mechtenbergランドスケープパークの中の自転車道の橋。
設計者はProf. Dr.-Ing. Hilbers Ingenieurgesellschaft GmbHとあります。
なんとも見慣れた橋です。もっとすごいの作ってやると明日にも現場で組み始める人が世界中にいるのではないでしょうか。
橋の周辺はなにもない、ただ、原野と森を楽しむ公園です。施設としては、バードウォッチング用の視点場がありました。

事前に写真を見た時は、正直、ださい、寄る価値があるか悩みましたが、この場所に組み立て・撤去自在な、(実際には、支承部の長さ調整用リブなど、きっちり製作されています。当然です。)、”完璧な”とは形容しにくい隙のある構造は、自然を壊しつつ、いい加減で原っぱの中に似合っています。

ドラえもんの空き地に土管があるような自然。

作りも、ボルトが抜けてたり、支承が浮いていたり、やはり隙があります。不静定次数はめちゃくちゃ高そうですから問題ないでしょう。

これはありです。妙な造形を持ってくるより親しまれていると思います。


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