2018年9月2日日曜日

デスクの拡張工事(その3)一枚板のオスモカラー塗装

ブラックウォールナット一枚板のオスモカラー塗装

研磨が完了し塗装に入ります。
塗料はオイル塗装。オスモカラーを選びました。
磨きが終わり、表面を空ぞうきんで拭いて塗装準備完了
オスモカラーエキストラクリアー。缶のふたは堅い。残った塗料を再度密封するために、なるべくふたをゆがませずに開けること。
塗り一回目。木目がくっきり出てきました。
派手な杢。すばらしい。

最初にエキストラクリアーを塗った直後
他サイトと比べると明らかに塗りすぎの方だと思われる。樹皮に近い方は吸収がよく乾いていることがわかる。12時間後もしっとりしていた気がする。ただし、この後、ノーマルクリアを塗って一週間経ったら一様に渋い光沢になった。結果オーライ。

さてオスモカラーは缶のふたに書いてあるとおり厚塗り注意といわれています。多くの方が塗った後にウエスで拭き取りされています。一方で、オスモカラーのサイトでは拭き取らないことが薦められており、また、拭き取ってしまうと表面に残った木の保護成分を取り去ってしまうので、保護上はよろしくないという情報が書かれたサイトもありました。
どちらかというとネット上は拭き取り派が多い感じ。

木に十分浸透させる量までもきれいにぬぐってはいけないのではないか。浸透はきちんとさせた後に極薄の表面保護分を残すのが理想なのだろうと想像しました。
毎日使う机なので、最初だけ見た目がきれいでも、ちょっと拭き忘れただけで染みだらけになってしまうのも用途からすると塗料の意味がありません。

とはいえ、どのくらい塗ったらいいか、初めてが本番の私には分かりません。
うすくと言っても、程度は幅広いです。

そこでいろいろな情報を踏まえて、
・うすく一様に塗れるコテバケを使って延ばし、拭き取りはしない。
としました。

刷毛では延ばし損ねが出やすく厚塗りになりやすいですが、コテバケは拭き取りながら延ばしているようなもので、超厚塗りは避けられるのではないか、と。

結局、感覚ですが、コテバケを使って、裏は普通に厚塗りしないってこのくらいかなという量、表はぎりぎり塗れる量で延ばしてみました。
少し分かったことは、

・缶に書いてある塗装面積12m2は、木材によってまったくあてにならない。密度の高いブラックウォールナットはちっとも吸わないので、12m2を目安にトレイに出したらほとんど余ってしまった。残りを合板に塗ったら、狭い面積でウォールナットよりだいぶ吸い込んだ。
・白太部分はよく浸み、年輪部分や杢部分はすぐに吸わないので、塗った直後からムラのように見える(上の写真。粘度の薄いエキストラクリアの例)。吸ったように見えるところは、何回か刷毛を往復させました。12時間後乾いた後に、ノーマルクリアを上塗りして、さらに、一週間経つとこの染み込みの差はなくなった。ウォールナットは吸い込むのに時間がかかるのかもしれない。
・12時間後にはうっすら見えた刷毛目の箇所があったが、一週間後にはさらに薄くなった気がする。
・他の塗料同様に、一度塗って、最後の刷毛を終えたらちょっと気になっても触らない方がいいと思う。30分後にネットで見て塗りすぎかなと気になりましたが、ぬぐうのはやめてじっくり放置しました。
・コテバケは塗りのばしが大変楽でした。ローラーのように泡で苦労することもない。
・ノーマルクリアを無理に減らさず延ばした面と、できるだけ延ばした面(コテバケの上の方でちょんちょんとを2回で十分塗れてしまった。)で出来上がりの見た目は変わらなかった。なので、無理やり延ばすのを失敗してちょっと多くても大丈夫ではないかと。
余った塗料で塗った合板。これだけでウォールナット1面と同じくらい使用。
上塗り。オスモカラーノーマルクリア(三分艶)。粘度が高い、よく延びる。
ほっとんど残りました。物はいいけど缶でかすぎ。

ノーマルカラーを塗った直後(裏面)見た目べっとりしていますがこれでもまあまあ薄く延ばしたつもり。一週間後の写真が下にあります。
ノーマルクリア塗装12時間後(表面)色の違いは光の加減が違うだけ。
渋い光沢。いいんじゃないの。下の写真、消し損ねのヤスリ目が見えます。オイル塗装にいえるのは、乾燥後は下地処理がそのまま出るので、ヤスリがけは仕上げだと思って丁寧に。

裏面の一週間後。塗った直後の写真ではべったりして見えますが、乾燥後は厚塗りが固まったような表面のべっとりした感じや、保護膜が分厚い感じはありません。

以前の天板。60年物の刑務所作業製品。お世話になりました。

ディスプレイを置いても作業スペースが出来ました。ひろびろ。
残ったオスモカラーを他の木にも塗ってみました。SPF材。見た目には塗る価値なし。

けんぽ梨。木目が浮き出しました。
塗った中では、ブラックウォールナットとの相性が抜群にいいです。

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