2016年10月2日日曜日

ネイメーヘンの緑の自転車道

ネイメーヘンの緑の自転車道 (‘t Groentje, Lc=60m, 2013)

オランダ、ネイメーヘンのS100道路上にかかるV脚ラーメン橋。'tはオランダ語の定冠詞。
設計はローランネイ(NEY & PARTNERS)。
橋は曲線橋にこの鮮やかなうぐいす色を選んだだけでもう勝ちです。負けました。
橋の名前は、橋の北側にあるCitadel College in Lentの13才の生徒により、”Het Groentje"(みどりのちいさいやつ)と名付けられています。名前のセンスも素敵です。
単純な構造を、曲線とディテイルへの執着でここまで気持ちのいいものに出来るという恐るべき橋梁です。

ディテイルとして、LEDを手すりに仕込んだ高欄の形態は圧巻です。
張り出し部の補剛リブの見え方も当然考えられているでしょう。
この橋は、2014年にネイメーヘンからアーネムへ延びる自動車道A325に並行して建設された”RijnWaalPad"と呼ばれる16kmの高速自転車道ネットワークの一部です。

オランダは自転車乗りには理想的な国です。昔、国道1号線を粉塵で目を真っ赤にして走りながら、高速道路建設のついでに自転車道付けてくれたらなーと夢想したことが現実にあるのですから。これで平地ばかりでなければツールに勝てる選手がたくさん生まれていそうです。

場所はネイメーヘン中央駅のとなりのLent駅の西隣を並行して走っています。
市街地なので車は止めにくいです。北側にある、この橋の名付け親のいる学校が終業した後のようだったので、敷地に止めて走って見学しました。

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