設計はロンドンのBuro Happold、アーキテクトはPowell-Williams。
2013年に亡くなったアルマンド・トロヴァヨーリという作曲家の名前が冠されています。私は知りません。
シンプルなアーチ橋の幾何形状をうまくアレンジしています。単純なだけに、部材の断面や、吊材にセンスが求められたと思いますが、この橋は成功したきれいな橋と思います。歩いて5分くらいの所に、シンプルとはほど遠いザハハディッドの国立21世紀美術館MAXXIがあります。
橋面の石畳は橋の上の一部まで共通化させています。現在は、歩道橋として使われており、将来はトラムやバスの通行が考慮されていると設計者の説明にあります。
アーチリブは、桁とは接続していません。なのでアーチの水平力はコンクリートブロック下にあるであろう基礎で受けています。
橋の下の広場ではボードの練習中。橋上も橋の下も広々と開放的で、都市のペデとして好ましい形態と思います。
アバットにPC鋼材か定着ロッドの頭が4つ見えます。耐震用の落橋防止装置でしょうか。イタリアは地震国ですが、ローマ周辺はそれほど大きな地震発生地区ではないようです。桁に軸力が入っていないアーチなので、常時の構造部材とすると役割がわからない。なんだろう。
場所はローマ市の北、ザハのMAXXIから西に5分。対岸のローマ・オリンピックスタジアムを結ぶ位置です。
ところで、事業費がイタリア語のサイトで8millionユーロ(約10億円)と読めます。そこまで安くないだろうと思うのですが、ご近所のMAXXIの150millionユーロ(約165億円)と比べると、公共事業(橋)というのは買いたたかれる運命にあるのかなと感じてしまいます。
ところで、事業費がイタリア語のサイトで8millionユーロ(約10億円)と読めます。そこまで安くないだろうと思うのですが、ご近所のMAXXIの150millionユーロ(約165億円)と比べると、公共事業(橋)というのは買いたたかれる運命にあるのかなと感じてしまいます。
気を取り直して、アクセスは地下鉄A線Flaminio駅を外に出て、ここ始発のトラムに乗り換え、4つめApollodoroが最寄り駅。西にむかってMAXXIを通り過ぎ約800mです。
トラムは途中で分岐してサンピエトロ寺院の方に行く路線もあり。
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